読書|「広告コピーの教科書」 Part.1
コンサルの仕事は、コピーライターの仕事に似ていると思っています。
コピーライターと言うより、広く広告業界と言った方が正しいのかもしれませんが。
頻繁というわけではないですが広告会社と競合することもあります。
個人的な興味もあいまって、広告コピーの本はいままで数冊読んできたのですが、
今回は「広告コピーの教科書」と言う一冊に手を出しました。
広告コピーの教科書: 11人のプロフェッショナルの仕事から伝える
- 作者: 誠文堂新光社
- 出版社/メーカー: 誠文堂新光社
- 発売日: 2015/01/23
- メディア: 単行本
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いくつか、「お!」と思ったフレーズがあったのですが、その一つが、
”良いコピーはその後の行動を生むんですよ”
これは、
・トヨタの「もっとよくしよう。」
・日産セレナの「モノより思い出」
を担当されている小西利行さんの言葉です。
コピーは消費者の行動を促すためにあるものだから、
当然といえば、当然なのかもしれません。
ただ、「コンサルも一緒だな」と言う点で共感度が高かったです。
コピーライターもコンサルも、
「出した成果物でクライアント企業の売上や利益が上がったか」
と言う部分に対しては責任を負いません。
※当然、売上増や利益向上に繋がれば、新たなプロジェクトに繋がりますが
だからこそ、
本当にその提案が、”行動を生んでいるか”、”誰かの幸せを生んでいるか”
ということは常に意識しないといけないんだと思うんです。
ともすれば、成果物を提出して達成感を得がちですが、
本当に意味のある提案だったのか、はきちんと検証していきたいですね。
せっかくなので最後に個人的に好きなコピーを。
”年賀状は、贈り物だと思う。”
岩崎俊一さんのコピーで、本でも紹介されていたものですが、
年賀状を出す側からもらう側に立って
受け取った人が無条件に嬉しいもの=贈り物
と考えられたコピー。
素敵ですね。