ハミダシ、ススメ
100人カイギに行ってきた
先日、千代田区100人カイギvol.1に参加してきました。
この100人カイギ、2016年に港区で始まり、その後渋谷など各地に拡がっています。
その地域で働く人のゲストトークが中心。
毎回5名程度が登壇し、登壇者が100人になったら終わり。
つまり、全20回程度のイベントです。
コミュニティを形成する場のようで、
最初から終わりが決まっていて、終わったら"ハイ、解散"
というコンセプトは面白いですよね。
どこか、現代的。
届いていないのは、情報が存在しないことと同じ
さて、そんな千代田区100人カイギvol.1、登壇されたみなさん面白かったのですが、
個人的に最も印象的だったのは、小国士朗さん。
元々NHKのディレクターで、ある時、研修制度で某大手広告代理店に出向
(CMのないNHKとは縁もゆかりもない会社!)
そこでの経験を経て、NHKに戻ってからはディレクターなのに番組を作らず、
番組の広報をする"一人広告代理店"に。
NHKは民放ほど視聴率にこだわらないこともあり、
自分たちが良いと思う番組を作る文化なのだそう。
(NHKでは、番組のことを"作品"と呼ぶらしい。)
視聴率にこだわっていない分、広報が弱く、特に若い世代の視聴者が少ない。
(NHKにとってはU59(59歳以下)はニッチ市場)
「情報を扱うテレビ局にとって、届けたい相手に情報が届いていないのは、
情報がそもそも存在していないことと同じ。」
そんな課題意識から、
プロフェッショナル仕事の流儀のアプリや、82歳のVTuberなど、若い人が"作品"に興味を持つ企画を行ってきたそうです。
【面白い】「プロフェッショナル 仕事の流儀」風の動画が作れるアプリ
82歳のVTuber、戦争体験を語る NHKが動画公開 | Mogura VR - 国内外のVR/AR/MR最新情報
いきなり飛び出すことは難しい、だから少しずつハミダシてみる
新卒でNHK。
誰もが羨むキャリアだからこそ、
そのレールから外れること、飛び出すことは簡単じゃない。
だから社内で、少しずつレールを外れる、ハミダシてみる。
いきなり飛び出せる人、すごいなぁと思いつつ、少し遠い気もしてしまうので、
小国さんは本当に良いロールモデルです。
小国さんも今は退社され、独立してバリバリ活躍されているので、
今はもう遠い方ですが。
千代田区100人カイギ。vol.2は11/14(火)19:00〜なので、興味ある方はぜひ!