法事でのお坊さんの説法が勉強になったので。
今日は、祖父の七回忌でした。
自分自身は信仰心が強いわけではないですが、
この祖父の法事に来てくださるお坊さんの説法が、毎回結構勉強になります。
今日の内容は、
- そもそも般若心経とは?
- 四苦八苦の話
- いろは唄の話
という感じでした。
1.そもそも般若心経とは?
そもそも般若心経は略称で、曹洞宗では『摩訶般若波羅蜜多心経』と言うそうです。
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摩訶=大きな、偉大な
般若=知恵
波羅蜜多=(サンスクリット語の2つの単語が合わさっていて)彼岸に達する
心経=エッセンス(要約)
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と分解できるので、彼岸に達するための偉大な知恵のエッセンス
という意味になります。
般若心経はブッダの弟子の一人であるシャーリプトラに観音菩薩が教えを説くという内容です。
何の教えを説くのかというと、この世のものは”空であり”(=実体がなく)、
移り変わっていくものであるということです。
諸行無常という言葉にも通ずると思います。
2.四苦八苦の話
そんな世の中で、人間は様々な苦を経験します。
その苦とは、
「生・老・病・死」(生きること、老いること、病むこと、死ぬこと)の四苦に、
「愛別離苦・怨憎会苦・求不得苦・五陰盛苦」を合わせた八苦です。
3.いろは唄の話
これは余談でもありますが、
「いろはにほへと〜〜」で知られるいろは唄は、
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いろはにほへと ちりぬるを
わかよたれそ つねならむ
うい(ゐ)のおくやま けふこえて
あさきゆめみし え(ゑ)いもせす
↓
色は匂へど 散りぬるを
我が世誰ぞ 常ならむ(ん)
有為の奥山 けふ(きょう)越えて
浅き夢見し 酔ひもせず
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となり、色鮮やかに咲く花もいつかは散ってしまう〜
という意味になります。
すなわちこれも諸行無常であるという意味で、実は仏教の教えに通じるんだそうです。
かなり端折って断片的に記載してしまいました。
お坊さんって話うまいですよね。当たり前ですが。笑